こんにちは。wonder boy です。
アマゾンマーケットプレイスに激震が起きています。
アマゾンの詐欺業者の目的とは何か?キャンセルする方法や対策について考える
ついにテレビでも報道され、かなり多くの方に伝わったことだと思いますが、
現在Amazon.co.jpでは、詐欺業者による異常な安値出品が相次いでいます。
こちらの記事では、なぜ急にアマゾン(Amazon)に詐欺業者が現れ始めたのか、詐欺業者の目的とは何なのか、そして、詐欺をしているであろうショップから万が一商品を購入してしまった場合の商品のキャンセル方法や対策方法について考えていきたいと思います。
ここ1ヶ月前くらいからでしょうか。
急にAmazonで商品を激安で販売されるショップが現れ始めました。
ちょうど3月前半とかそのくらいだったと思います。
Amazonランキングも高く、めちゃくちゃ売れている商品であるNintendoSwitchを、かなり安値で出品する出品者が現れたのが僕が覚えている限りの始まりだったと思います。
その時のSwitchの価格相場は、3万円代後半、38000~40000円前後ではなかったかと思います。
どの出品者も、価格崩壊を避けるために同じような価格でスタンバイしている中、急に27000円くらいで出品している店舗が現れたのです。
住所を確認してみると、中華人民共和国、上海。
ん~明らかに怪しい。
今思えば、ここが今回の詐欺騒動の始まりだったと思います。
その後、クラシックミニファミコンや、うまれてウーモなどの人気商品にもどんどん安値で売る出品者が現れはじめました。
Switchを販売している出品者もそうでしたが、このように店舗評価が0%の新規出品者でかつ、販売商品にはAmazonプライムマークがついていないのが彼らの特徴です。
そして、現在では、おもちゃやゲームのカテゴリーだけではなく今週発売となったheysayjumpのDVDアルバムDear.にも詐欺業者のアカウントが現れ始めました。
heysayのファンの若い子たちが安!って思って購入していないか不安です。
さて、Amazonプライムマークがあるということ=Amazonの倉庫に在庫がある(マケプレお急ぎ便は別)ということなのですが、そういった出品者であれば、少しは安心して購入ができることでしょう。
しかし、自己配送(出品者側に在庫があり)で相場とは大きくかけ離れた価格で販売しているショップであれば、今はそれがどんなにあなたの欲しい商品でも魅力的な価格であったとしてもそのショップからは、購入を控えておきましょう。
ツイッターなどには、試しに買ってみた。
というようなツイートをしている人もいますが、ネタとして買ってみたというのも辞めておいた方が良い状況になってきています。
遊び半分でも、そういったショップから買い物をするのは辞めておきましょう。
どんどん増える詐欺業者。詐欺のバーゲンセールの始まり
店舗評価が0の新規出品者。
これが、彼ら詐欺ショップの特徴でした。
ところが、そこから1ヶ月もすると状況が変わりだします。
だんだんと、評価が数件、場合によっては100件以上ある、そして高評価のショップが現れ始めたのです。
そして更にはショップ名に個人名を使ったショップが現れ始めます。
アカウントの乗っ取り
普通、詐欺集団は新規でAmazonの販売アカウントを作って、激安で商品を販売していくので、評価がまだ1件もないショップになるわけです。
基本的に考えて、評価がいくつかある、あるいは何件も高い評価があるショップが激安で出品することなどあり得ないですね。
なぜなら、そんな価格で売っても利益は出ないですし、取れる利益をみすみす減らすことになるからです。
上の画像は、最近発売された任天堂3DSのゲームソフト、『ファイアーエムブレム:もうひとりの英雄王』の最安出品者達ですが、70件以上評価のあるショップが637円+340円の送料で販売しています。
この商品は、定価5378円のゲームソフトですが、明らかにふざけたような値段です。
もちろん、このゲームが欲しいの思っている方にとっては非常に魅力的な価格ではあるわけですが、こんな価格で売ってもこのショップは利益を得ることができるわけがありません。
仕入れ値10円とかであれば別ですが(笑)、そんな価格で仕入れてくることなど当たり前ですが不可能です。
つまり、これはアカウントの乗っ取りなんです。
販売者アカウントが乗っ取られ、詐欺集団によって人気商品が激安で出品されるという事態が起きているのです。
では、彼らの目的とは何なのでしょうか。
Amazon詐欺集団の目的とは?
Amazon詐欺集団の目的。
それは、まずはお金。
詐欺の流れはおおまかにこんな感じでしょう。
この流れの中で、連絡が行き来している間に、商品の売上金が詐欺アカウントに登録されている銀行口座に振り込まれていくのです。
また、このようなケースもあるようです。
更にまずい!アカウント乗っ取りの場合
アカウントが乗っ取られると、IDやパスワード、そして売上金が振り込まれる銀行口座等が勝手に変更されてしまいます。
そして、詐欺集団は例の如く、人気商品を激安価格で次々に出品していきます。
もちろん、購入者のところには商品が届くわけがないですから、特商法ページにかかれている住所、電話番号に連絡が行く事になります。
現在のアカウントの乗っ取り状況
評価がある程度あるが、あり得ない価格で販売しているショップを見てみると、比較的あまり利用されていなかったアカウントが多いです。
つまり、評価の欄をクリックすると、最新の評価が1年~数年前だったりします。
そのようなショップの運営者からすれば、すでに、もう長い間Amazonでは商品を販売していなかったにもかかわらずいきなり、自分の元に電話が来て「商品が届いてないんだけど、どういうこと!?」と購入者の方から言われることになります。
もう頭が???状態ですよね。そしていざアカウントにログインしてみようと思っても、IDもパスも変えられていて入ることができないのです。
お、恐ろしすぎる。
現在、Amazonの販売アカウントを所有している方は今すぐに、アカウントの2段階認証を設定するなどセキュリティレベルを高めておきましょう。
詐欺ショップの見分け方・万が一商品を購入してしまった時の対処方法
ここでは、僕が思う詐欺ショップの見分け方について紹介します。
- あり得ない価格での出品
- 発送元が海外
- 商品のコンディション説明欄に詳細が一切記載されていない
- 評価が0あるいは低い出品者
買いたいと思っていた商品が自分が思っていたよりも、かなり安く売っていたら…どうみても買いたくなりますよね。
わかります、その気持ち。だって安いんだもん。欲しいよ。
でも、ダメ!絶対にダメ!
上記画像は、Nintendo Switchの出品者ですが、最安の店は、1560円で販売しています。
安い!安い!めちゃ安い!スイッチが1500円で買えたら嬉しいよね。
僕だってその価格で買えるのなら欲しい。
でも、絶対にダメ!です。
スイッチの定価は税込み32378円です。
この価格帯のゲーム機が1500円で買うことができるわけないでしょ!!!
絶対ダメです。買ってはいけません。
商品の発送元が、海外となっているお店も今の状況では避けておくのが無難でしょう。
出品者はアマゾンにある数ある店舗の中から自分のショップを選んでもらうために、コンディション説明文に商品の状態を必ず記載します。
それは、中古品だけではなく、新品も同様です。
コンディション説明文に何も記載が無い場合は、まずは疑ってかかりましょう。
普段Amazonで買い物する方なら気をつけている方も多いことでしょう。
今の状況を考慮するなら、評価が0の店からは購入しない。
そして、90%以下の評価のショップも控えておきましょう。
ただ、最近販売アカウントを作った真面目なお店は今は少し厳しい辛い状況だと思います。
真面目に商売しようと思っているのに、お客様に嫌煙されてしまう。
辛い状況ではありますが、だからこそ、購入してくれたお客様には誠実・丁寧・迅速な対応をして是非評価のお願いをしてみてはどうでしょうか。
評価が高いけどちょっと怪しい…そんな時の見分け方
評価が90%以上あって評価数が一定数以上あり、販売価格が自分の条件と合っているのなら、購入を迷いますよね。
そんな時は、出品者の評価の履歴をみてみましょう。
評価の履歴は、出品者一覧ページから店舗名をクリックすればチェックすることができます。
評価は、一番上が最新のものですが、それぞれの評価がいつ付けられたものなのか日付が入るようになっています。
例えば上の画像では、最新評価は2011年に付けられたもので今から、6年も前のことです。
普通にAmazonで商品の販売を継続してきたショップの最新評価が2011年のものというのは、明らかにおかしいです。
つまり、長期間使用されていなかったアカウントであり乗っ取られた可能性が非常に高いというのがわかります。
詐欺ショップから商品を購入してしまった場合の商品のキャンセル方法・対策など
出品者つまり、詐欺アカウント側からの視点で言うと、商品の注文が入った時点でお届け先の住所、電話番号等の個人情報が手に入ります。
なので、あなたがもう注文してしまったなら、もう詐欺師にあなたの大事な個人情報が渡ってしまっています。
そこからできる対応は、まず注文した商品はキャンセルする方が良いでしょう。
発送前の商品はAmazonでは基本的に問答無用でキャンセルすることが可能です。
注文をキャンセルする方法は、Amazonのトップページから
アカウントにログインしていただき、注文履歴からキャンセルすることが可能です。
キャンセルが無事に行われた場合
基本的に、注文キャンセルは商品の発送前でしたらきちんと受け付けなければなりません。
キャンセルリクエストをして、そのまま相手がキャンセルを受け付けた場合は、発生した代金は戻ってくるので安心して下さい。
また、注文がキャンセルされた時点であなたの個人情報はすでに相手(出品者)は確認できなくなります。
ただし、詐欺師はすでに注文が一度確定した時点であなたの個人情報を別に保存している可能性がとても高いです。
後述する内容を確認した上であなたの個人情報が漏れていなかを確認するようにして下さい。
キャンセルせずに荷物の出荷通知が送られてきた
キャンセルをリクエストした場合、基本的に出品者はそれを受付なければなりませんが、商品がすでに出荷済み(出荷準備が完了)の場合
キャンセルできない場合があります。
その場合は、詐欺ショップがデタラメな追跡番号等を知らせてくると思います。
その番号は実在している番号を使うので、これまた厄介なのですが荷物はほぼ間違いなく届かないと思って良いでしょう。
なので、キャンセルリクエストをしたが、キャンセルしてもらえなかった。
この時点で、すぐにAmazonカスタマーサービスに相談をしてみて下さい。
カスタマーサービスへ連絡する方法は、Amazonのトップページから一番下までスクロールすると『カスタマーサービスへ連絡』というのが出てきますのでそちらをクリックして下さい。
個人情報が悪用されていないか確認
詐欺集団は、激安で商品を販売し、その売上金を不正に手にしようとするだけでなく、手に入れた個人情報も悪用しているという情報が出ています。
つまり、あなたの個人情報が詐欺ショップの名前や登録住所として使用される可能性があるということです。
アマゾンでは、販売アカウントを作成する際、名前、住所、電話番号等を記載することになりますが、身分証明書などによってそれがきちんと実在するものなのか確認されるといったケースはありません。
なので、詐欺集団は不正に取得したあなたの個人情報を使ってショップを開くことができてしまいます。
今のところ、ショップ名を個人名として利用しているケースが目立ちます。
例えば、山田一郎さんという名であれば、ショップ名が『Ichiro Yamada』 とか『Yamada Ichiro』とかみたいな感じでローマ字表記になっているケースです。
そして、ショップ名をクリックすると出て来る特商法のページにあなたの住所が使用されています。
では、どうやって自分の個人情報が悪用されているかどうかを判断するかというと、これといって良い方法があるわけではないですが、ひとまずこれを試してみましょう。
検索エンジンで『あなたが商品を購入する際に入力したお届け先の郵便番号 amazon』を検索してみて下さい。
例えば、東京都渋谷区渋谷をお届け先住所として登録していた場合、『150-0002 amazon』といったような感じで検索を入れてみることです。
あるいは、あなたのお名前をローマ字表記にしてスペース amazon と検索してみてもよいでしょう。
『IchiroYamada amazon』
のような感じです。
Amazon.co.jpのサイトは非常にアクセスの多いサイトですからショップ単体のページもGoogleにはインデックスされています。
そのため、上記検索方法で調べた場合は、その郵便番号で登録されているショップが出てきます。
調べた結果、もしあなたの情報が無断で勝手に使用されていた場合、それは確実に詐欺集団による悪質利用ですから、すぐにAmazonカスタマーサービスに連絡するようにして下さい。
個人情報が利用されているのに気付かず、購入者から電話がきた場合
アマゾンでショップを運営していたが、全く利用していないにもかかわらず購入者の方から電話が来て、しかもいつ送られてくるんだ!みたいな感じで強く言われたら???状態でしょう。
あるいは、アマゾンで販売なんて全くしたこともないのにそんな電話が来たら、怖いですよね。
そんな時はまず、『状況を確認します』と購入者の方には伝え,あるいはすでにあなたがAmazonでこのような詐欺が起きていることを
把握したのなら、自分の個人情報が悪質に利用された可能性があるということをお伝えしても良いかと思います。
Amazonへの連絡もすぐにしましょう。
メールよりも電話の方が早いと思います。
0120-999-373 にかけ、その後に流れてくる音声ガイダンスに従って下さい。
ちなみに、テクニカルサポートは4番を押せばつながります。
すでに、金銭的な問題が発生しているようであれば、それをAmazonが補償してくれるかどうかも聞いておいた方が良いでしょう。
これはないケースだと思っていますが、もし、Amazonが被った損害を賠償しなさいということを言ってきた場合は弁護士を利用するしかなさそうですね。
そして、警察へも相談しておきましょう。
サイバー犯罪に該当すると思いますが、自分の個人情報が悪用され詐欺行為が行われているということを伝えて下さい。
被害届等も出すのが良いかと思います。
その他、消費生活センター、お住いの市役所などの生活相談課などで経緯を説明しても良いかと思います。
Amazonアカウントの2段階認証を設定しよう
Amazon出品サービスから出品者全体にメールが届いているはずですが、上記のような、アカウントの乗っ取りなどの被害に遭わないためにもAmazonの販売アカウントを所有している出品者の方は、2段階認証設定を必ず行うようにして下さい。
2段階認証の設定手順について
セラーセントラルの右上『設定』⇒『ログイン設定』 にアクセス。
ログイン後、『高度なセキュリティの設定』で編集をクリックし、『設定を開始』を選択。
コードの受け取り方は、テキストメッセージ(SMS)が良いかと思います。
SMSが送られてくる、電話番号を入力。
入力した電話番号にコードが送られてきます。
そのコードを入力し、『続行』をクリック。
最後にバックアップの手段を設定します。
僕は、バックアップの電話番号を追加することにしていますが、あなたお好きな方を選択して下さい。
次なる展開とは
ソース元が2ちゃんねるのため、信憑性は高いものとは
言えませんが、とあるスレッドにこのようなメッセージが書き込まれています。
断言してもいい次はFBAの混在在庫の商品をやられる。
というか取引先の一つの中国人が本土でそういうセミナーが開かれているから注意してくれって言ってきた。混合在庫商品にニセモノを大量に納品してアカウントが閉鎖されるまで稼ぐっぽい。
引用元: 2ちゃんねる
Amazonの出品配送代行サービスFBAには、混合在庫というシステムがあります。
これは、Amazon自身が所有している在庫と、出品者がAmazon倉庫に納品した商品とが区別されることなく、Amazon自身の在庫を注文した場合でも、Amazonの在庫ではなく出品者が納品した商品が届くというものです。
過去に僕がAmazonから遊戯王のストラクチャーデッキを購入した際にもアップした画像の右側の商品のように明らかに日本語版の正規品ではないものが届いたことがあります。
これはAmazonが所有している在庫を購入しましたが、この有様なのです。
今、納品などの手続きの簡略化のために混合在庫にしているという方も注意が必要な時が来るかもしれません。
ついにアマゾンが対策へ
4月29日の夜からセラーセントラル(販売者がログインできる店舗のページ)にアカウントの2段階認証を実施するようアマゾンからメッセージが掲載されました。
また、Switchやファミコンなどを格安で出品していた業者が駆逐されはじめました。
ただ、駆逐しても駆逐しても、また涌いて来そうな気もします。
そして現在、ゲーム機、ゲームソフト、またタカラトミーやバンダイといったおもちゃのメジャーメーカー、それからコトブキヤなどのホビーメーカーもそうですが、出品の規制が起きているようです。
一時的なものかどうかはまだわからない状況ですが、請求書など必要もなく、販売の実績?などから即解除に成功している方もいます。
僕は、バンダイに規制が入りましたが、ワンクリックで解除されました。
請求書を出して下さいとなっている方は、とりあえずは提出の方向で考えるしかないかもしれません。
一時的な制限であれば良いんですけどね。
今後、新規アカウントに関しては出品の制限がよりシビアになるなどの対応がなされるのかもしれません。
また随時、追記・更新していきたいと思います。
アマゾンでの販売は終わった。せどりはオワコンです。
なんて言う方が、今後出てくるかもしれないですが全く気にする必要ないですよ。
基本的にはとんでもないことが起きない限りは稼いでいくことができますから。
詐欺アカウントがまた現れた!!!
2017年8月中旬くらいから、また詐欺アカウントが現れるようになってきています。
大人気のスプラトゥーン2セットを最安価格で出品しています。
このようなアカウントが任天堂スイッチだけでなく、他の多くの人気商品でも同様のケースが生じています。
もちろん、出品者の詳細をチェックしてみると発送元は、安定の海外(画像では大韓民国)で自己配送、評価はゼロの新規出品者です。
すでに上述してきましたが、あなたがこのような商品を購入した場合は、出品者にあなたの住所情報等が行き渡ります。
あなたの個人情報が奪われ悪用される可能性もあるため一般消費者の方は、このようなアカウントからは、絶対に商品を購入しないように注意しましょう。
そして、せどらーのみなさん変なアカウントからの刈り取りには十分ご注意ください。
こういうことが起きると、せっかく高値で売れるものが売れなくなっていきます。
尼には早急に対策をしてもらいたいものです。
詐欺集団によってマケプレが乗っ取られる屈辱を。
Sie sind das Essen und wir sind die Jäger