【教訓】常連さえいなければ借金なんて背負うことなんてなかったのに…

こんにちは。wonderboyことアキです。

滅多にTVを観ることがない僕ですが、久々にこれはちょっと面白いなと思ったのが
あったので、シェアしておきたいなと思います。

それが、NHKスペシャル 臨界世界 -ON THE EDGE- 中国のハゲタカたち
です。

今回のテーマは、中国のハゲタカたち。ハゲタカって知ってますか?

はげた鷹じゃないですよw

腐肉を漁る猛禽類のことで、腐った肉を貪る、つまり、困窮して弱った相手を食い物にする強欲人間や組織のことを指したりします。

今回の内容は、簡単に説明してしまうと、こんな感じ。

中国経済の減速と不動産バブル崩壊の影響を受けて、急成長したビジネスがあります。
それが、中古品ビジネスで、その実態を描いたドキュメンタリーです。

中国では、中古品市場が拡大しており、少し古いデータですが、
中国新聞によると、2023年時点で5000億元を超える市場となっています。10兆円市場というわけです。

中古品ビジネスと言うと、あなたはどんなイメージを描きますか?
たぶん普通は、ブックオフや、セカンドストリートみたいなリユース事業を思い浮かべたかと思います。

それも、もちろん中古品ビジネスなわけですが、今回臨海世界でピックアップされているのは、そういったブックオフやセカストのような一般人から本やCD,家電や家具、洋服を買い取って…といった感じではなく、

倒産した企業に赴いて、備品を買い取ったり、コロナの隔離施設で使っていた家電とかを大量に買い占めて、一気に販売してしまう形態のビジネスです。

リユースビジネスに関わっている人とかは、面白く観れると思うので、ぜひみてみてもらいたいわけですが、番組の中で印象的だったシーンがありました。

ネタバレも含んでしまうので、観るまで内容を知りたくないという人はここから先は読まないで下さい。

とあるハゲタカの社長のおっちゃんがある飲食店に向かいます。

その飲食店は、悲しいことに潰れてしまったわけですが、飲食店のオーナーはまだ若い男性です。

そのオーナーは、こんな事を言いました。

「うちのお店は、自分の地元の常連も来てくれて愛されていた店だったのに!!!」←アムロの親父にも殴られたことないのに!的な。
なんでこんな愛されていたお店が潰れなきゃいけないんだ的なことなのでしょう。

あなたの住んでいるエリアにも昔からある地元の常連客が集まる飲み屋とかがあったりしませんか。常連客がいつもいるから、あのお店は儲かっているんだ!と思いきやそうでもない場合もあるんですね。

さて、その若者のそのセリフに対し、ハゲタカの転売ヤーのおっさんがこんな事を言い放つのです。

「常連なんきゃいなきゃよかったのにな!」

「常連さえいなければ、こんなに借金が膨らむことはなかった。」「もっと早く店を辞められたのに…」
「もっと現実から学べよ!ボケが」

相変わらず、中国語は言い方がきついきついw。中国人に対して、どちらかというとマイナスな感情を抱いている日本人というのは、多かったりするかなと個人的には思うのですが、彼らの【生き残るために】というバイタリティーはぶっちゃけすごいですよね。

さて、「常連さえいなければ…」という、このハゲタカのおっちゃんの言葉。あなたはどう思いますか?

ハゲタカとは言え、二束三文で買い取って横流しするただの転売ヤーのおっさんだろ!
調子こいた事言ってんじゃねえよ!って思いますか?

確かに、そういうふうに思う人がいるのもわかります。でも、僕はとても厳しい言葉のようで、実はすっごくビジネスの本質を突いた言葉だよなぁと思ったんです。

ビジネスは利益が出なければ、誰も幸せにすることはできません。利益が出なければ、理念だけではビジネスは成り立たないのです。

企業は、顧客に愛されなければ、存続し続けることはできないのです!

なんて言葉は、昭和の時代にできた建設会社とか町工場とかの社訓的なモノになっていたりしますが、実は、体の良い言葉に過ぎないと僕は思うわけです。

僕の所にもよく営業電話が来るわけですが、利益を求めて全然儲からないワンルーム投資を、名簿を買ってひたすら電話アタックで営業をしてきたりする不動産系の会社は多いですよね(心当たりがある電話を受けたこともある人が多そう、そしてこういうことをやっている企業はHPがやたら綺麗にデザインされている)

僕はこういう系の企業から腐るほど電話が来ました。(一体どこから僕の電話番号を流出しているのか…)

じゃあ、こういったある種の詐欺物件的なもの(少し言いすぎかもしれないが)を営業販売している会社は、存続しえないのか?というと違いますよね。形を変え、名前を変えていろんな地域で生き残っているわけです。

詐欺物件を売っている企業が、誰に愛されていますか???いや愛されてなどいない。でも、存続しているんです!

あるいは、不動産の管理系の会社。これも実際に僕が不動産を取得して色々調べていくうちに気づきましたが、手数料を上乗せしすぎです。やれ、エアコンが不具合を起こした、キッチンの水栓の水漏れが起きましたなどなど不動産を持っているとそういうトラブルはつきものです。

で、修理や交換をしていくわけですが、こっちが素人だと思われているのか、もう見積もり金額が無茶苦茶な業者とか有象無象なわけです。

他にも僕が子どもの時によくあった訪問販売でわけわかんねえ高い勉強教材(50万くらいするやる)を営業する会社とかもありました。地元の駄菓子屋で、当時流行っていた遊戯王カードのコピー(コナミ版じゃなくてバンダイ版の方ね)をカプセルに入れて、ガチャガチャの景品の一つになっていたりとか。大~小まで例を挙げていったらたらキリがありません。

ある種の軽い詐欺のような、いんちきをやっている会社だって、しっかりとそこにお金が流れているならば、ちゃんと存続しうるんです。

どっからどうみてもコピーしたカードなのに子どもたちがそれで喜んでいるなら、当たりなんか入っていないのに、くじを引くだけで子どもたちが喜んでいるなら、頑張って貯めたお小遣いを持ってガチャガチャやくじをやりに来るし、なんか色が薄いし?とか思いながらもブラックマジシャンだから子どもは喜んでるし(実体験)、

ついでにお菓子やジュースも買っていくし、存続しうるんです。←コピーカードとか今やったら完全にアウト!逆に、どんなに地元の人に愛されていても、そこが憩いの場所になっていたとしても、そこにお金が流れていないのならば潰れてしまうんです。

ここがビジネスのクールで冷たい部分ですよね。

だったらアキさんよ、法律にひっかからない程度に、グレーなことでもやって稼げばいいんかい?と言う意見も出てきそうですが、
僕の答えはこうです。

あなたが、それで幸せならそれでいいんじゃない。あなたがもういい大人であるならば、わざわざ僕が言うことではないです。止めることもしません。どうぞご自由に。ただし、あなたがそれで幸せならばね。。。一応言っておくと、そんなあなたの周りに集まってくる人も、インチキ臭い人ばかりですよっと。

私は真っ当にな道を突き進んでいきたいと思います!はい、いいでしょう。そんなあなたは、今抱いているその信念を曲げることなくまっすぐに突き進んで、頑張られて下さい。

でも、胸に刻んでおいて下さいね。ビジネスは利益が出なければ誰も幸せにすることはできないということを。

あっ、NHKスペシャルが気になった方は、おもしろいのでぜひ観てみて下さい。

実はどうしてもと頼まれて英語講師の仕事をまた請け負うことになりました。もうレッスンも何度か行ったのですが、やっぱり自分の大切にしていたい価値観みたいなものに改めて気付かされたりと、教えている側の僕が毎回学びがあります。楽しい。また記事にも書きたいと思います。

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