話し方を本で勉強するなら、もっとエピソードを増やせばいいのに

こんにちは。 wonder boyです。

話し方に関する本

話し方に関する本って書店には、これでもかっ!て
くらいに並んでいるんですが、その本を読んで
そこにかかれているノウハウとかを実践していくだけが
話し方の強化にはつながらないんじゃないかと思っています。

いや、もちろん小手先のテクニックとかは学べると思うんですけど、
もっと根本いうか、本質的な部分が欠けてるじゃないでしょうか。

キング牧師の例

よく、話し方やプレゼンの本に例としてあげられるキング牧師ですが、
なぜあれほど多くの聴衆を傾けさせることができたのかっていうと、
話し方がうまいというのは、当然あるとは思うんですが、

そんなことよりも僕は、エピソードをうまく使っていたからこそ、
あれだけ多くの人を魅了していったと思うんですよね。

プレゼンをする時に、多くの人が、理論的に物事を説明していきますが、
いくらそれが正しくても、相手がそれに応じてくれない場合があります。
それは、相手の感情が動いてないからですね。

感情を動かないと、人って動かないんだと
思ったエピソードがあるので、
ここで書いていこうと思います。

感情が動かないという実体験

学生の保護者の方とお話していた時のことです。

新規でお子様を講習に通わせてくれた方なのですが、
現在通わせている塾があり、そこをやめて、
こっちに来るか、そのまま続けるか悩んでいました。

はっきりいってすでに通っていた塾は、無名の小さな塾ですし、
英語だけしか見てもらえないし、
月謝的にも、どうみても辞めて
こっちに来たほうがいい状況だったわけです。

誰がどう見ても、こっちに来たほうがメリットがあるんです。
そんな状況でしたが、その保護者の方が出した答えは、
今までの塾に通い続けるというものでした。

もちろん、僕の話し方、
説得方法のレベルが低かったからと言われたら
それでおしまいなのですが、

「あ~なるほど」と。理論的に説明していって、
メリットが多くあってもその選択肢を取らない人も
いるんだなぁと改めて思い知らされました。

感情を動かす為のエピソード

で、結局何が言いたいのかというと、

行動を促す為には、感情を動かさないといけない
ということなんですね。

そして、感情を動かすためにエピソードを使っていくんです。

冒頭で例に出した、キング牧師もエピソードを巧みにあやつって、
何度も語り、最後に有名なセリフ「私には夢がある」と言い、
未来のエピソード(ストーリー)までも話してしまうんですね。

キング牧師をさらに分析

さらに、キング牧師の演説を聞いてみて気付くことがありました。
それは、一つのテーマを伝えるために、
複数のエピソードを用意している
ということです。

だいたい3つくらいですね。で、この3という数字に意味があると思っていて、
「3度めの正直」とか言うじゃないですか。
だから、人間て同じような経験を何回も(3回くらい)すると、
それがデフォルトだと思っちゃうんじゃないかと考えました。

例えば、同じことを3回やってもまたできない。
こうなると、「あ、オレセンスないな。」みたいなものです。
ありますよね。こういうこと。

じゃんけんで3回連続で勝ったら、「あっオレ運いいかも。」みたいな。

ここから、何が導き出せるかというと、
3個くらいのエピソードを付け加えてあげると
人間の感情って動きやすくなるんじゃないかな
ってことです。

話すのが苦手なんです!文章を書くのが苦手なんです!

話すのが苦手なんです、とか文章を書くのが苦手で…
という相談はけっこうされるんですが、
(自分が話すのが得意で、文章を書くのが得意とかそういうことでは決してありません)
そういう人ってそもそも、体験してきていることの量が少ないです。

僕が予備校講師をしているということは、
いろんな記事で書いていたり、音声でもたまにその時の話題を出したりしますが、
予備校の業界であれば、普通どこでもあるのですが
「講師アンケート」というのがあります。

これに、学生たちが数字を書いて講師を採点するんですが、
いっつもアンケート一位の教員がいて、
何で、この人いつも一位なんだろうと思い、授業を覗いたことがあります。

そこで行われていたこととは、自分の体験談とか、まぁ要はエピソードですね。
これをうまく使ってるんですよね。でもって、そのエピソードがおもしろい。

普通の人間がしていないような経験をしているわけです。

とにかく体験してみようぜ

それ以来、体験するってとても大事だと思っていて、
話すのが苦手な人、もっと言うなら、
話がつまらない人の多くは、話す力がないのではなく、
エピソードがない、少ないんだと思います。

「そんな人ができないような体験なんてできねぇよ」と
おもってしまうかもしれないですが、何でもいいんですよ。

いつも見ないような映画を見てみるでもいいし、
山に登ってみるとか、普段読まないだろう本を読むとか、
全く行ったこともない、知らないカフェに入ってみるとか。

日常にいくらでも体験できることは転がっています。

少し前のことですが、いつもは、車で行く場所に、
普段のらない電車に乗って行ってみたら、その駅につくまでの間で、
僕の隣に立っていた女性が
いきなり倒れて起き上がらなくなっちゃったということがありました。

この後がすごいたいへんだったんですが
まぁ続きはおいといて。(もしかしたら、いつかこの時の記事は書くかもしれないですが)

みたいに、マジで何か起こることもあるんですよ。
(その女性は無事だったんで安心して下さい)

というわけで、ぜひいろいろ体験してみて下さい。

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